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Lionの初・再インストールの記録

「初」なのに「再」。変なタイトルです。

今日は、大学で使うファイル(Keynoteのスライド)を、自宅でMacBook (Late 2008)を使って作っていました。

しかし、Keynoteの動作が遅く、なかなか作業が進みませんでした。

具体的に症状を書くと…
キーボードからの文字入力や、トラックパッドによる画像の挿入、サイズ変更の操作がワンテンポ、ツーテンポ遅れたり、スクロールが引っかかったり。

ファイルをiMac (Late 2006)に移動して、そちらで作業をしてみると、何の問題もなく快適に作業が進みました。

他のiWorkのアプリケーションでも症状は同じで、動作が重たいことを確認しました。

Mac OS Xのメンテナンス作業としてお馴染みのディスクユーティリティによるアクセス権の修復や、各種キャッシュのクリア等を試してみましたが、症状は改善しませんでした。
それ以上、原因を探ることが面倒になったので、OS X Lionの再インストールを行うことにしました。

今回のOS X Lionの再インストール手順は

  1. Time MachineでMacBookの最新のバックアップが取れていることを確認
  2. Recovery HDからMacBookをブートし、ディスクユーティリティにより内蔵HDDをフォーマット、続いてOS X Lionのクリーンインストール
  3. クリーンインストール後、Time Machineのバックアップから設定、アプリケーション、自分のファイル等を復元

OS X 10.5 Leopard以降、同様の操作でOSの再インストールを行ったことは何度かあります。
(リンク先の記事では、Mac OS Xで初めての再インストールの経験だったので、Time Machineを信用できずに”念のため”手動で内蔵HDDのバックアップを取っていました)

今日の再インストールにかかった時間は、クリーンインストールからTime Machineのバックアップによる環境復元までを含めて、3時間弱です。

この「環境復元」の速さを信用し、今日はOSの再インストールを実行しました。

再インストールを行った結果、iWorkのレスポンスは改善することができました。
更に、他のアプリケーションでの文字入力のレスポンス、Mission Controlなどのアニメーション、OS X Lionの起動速度なども良くなりました。

…ということは、私が今までMacBookで使っていたLionは、本来のパフォーマンスを発揮していなかったということになります。

さて、今回は「Recovery HD」からOSのクリーンインストールを行いました。
上記のリンク先にもある、Time Machineよる環境復元の簡単さ、速さ、正確さには以前から何度も助けられているのですが、今日は「Recovery HD」に感動しました。

「Recovery HD」はOS X LionがプリインストールされているMacと、OS X Snow LeopardからMac App Store経由でOS X LionにアップグレードしたマシンのHDDにある、名前のとおりの「リカバリ用領域」です。OSのインストールの他にも、ディスクユーティリティやTime Machineよる内蔵HDD全体のリストアの機能などをここから呼び出すことができます。

ここからOSのクリーンインストールを行う際は、まずディスクユーティリティでHDDをフォーマットし、インストールの作業を進めます。
その際、Apple IDの入力を求められ、OS X Lion購入時に利用したApple IDとパスワードを入力します。
使用許諾書に同意した後にインターネット経由でOS X Lionがダウンロードされ、インストールが始まります。

※私が調べた限りでは、「Recovery HD」にOS X Lionをインストールするための全てのデータは無く、インストールの際はインターネットへの接続が必須とのことです。

OSのインストールが終わると初期設定の画面が表示されます。今回の場合はそこからTime Machineのバックアップを呼び出し、環境を復元させました。
OS X Snow Leopard以前では、OSの再インストール、環境復元の後、OSのアップデートをかける必要がありましたが、OS X Lionではインストール時にアップデートが適用されている最新のOSがインストールされるようで、アップデートを手動でかける必要がなくなっていました。

OSをMac App Store経由でダウンロードし直す必要はありますが、それでもインストールにかかる時間は1時間もかからず、とても速く感じました。

最終的に全部の作業が終了するまでは、OS X Leopardのときと同様に、3時間弱。ですが、OS X Snow Leopardのときはここからアップデートの作業が残っていました。

今日はこの「アップデートの作業が省かれる」という部分に感動しました。
感動しただけで根本的な問題の解決(何が原因だったのか)には至っていないのですが…。

長時間メンテナンスをして原因を探り、ますます環境を壊してしまうよりは、このように素早くOSを入れ直してしまった方が、スムーズな解決方法なのかもしれません。その手軽さが、手放せません。

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